新大阪駅付近の路上で毎晩ソロで tenar sax のインプロをやってるおじさんがいる。いや、いた。今でもやってるかどうかは知らない。風貌は当然似ていないのだけれど、やっていることが一時の Sonny Rollins みたいでかっこいい。
そのおじさんと日生ビルの真ん前で ( 笑 ) 缶コーヒーを飲みながら、ちょっと小一時間ばかり話をした。そのおじさんがレギュラーででてる店は毎晩エルビス・プレスリーを演ることを売りにしてる店で、Jazz は一切演れないとのことだった。もちろん Jazz っぽいフレーズをまぜるのもダメ。だからこうやって仕事で店に入る前に外で吹いているのだとか。
演りたい音楽を演れる場所を持ってるミュージシャンはかなり幸せだと思う。もちろん演りたい音楽を演る場所があってもタダ同然のギャラで苦労しているミュージシャンが多いのも知ってる。ちなみに Rock の場合はノーギャラでチケット・ノルマもあって、大抵持ち出しだ。
ちなみにそのおじさんの前に陣どっていたのは、自分一人だけだった。みんな Jazz には興味がないのかなぁ。おじさんいいプレイしてるんだけど。