バーr……blog のようなもの 2011 年 02 月

2011 年

04 月 16 日 ( 土 )

Ovationをさわらせてもらった

先日友人に Ovation のギターをさわらせてもらったので今更すぎるけど印象を書いてみる。自分は Morris の TR601 というギターを持っているのだけれど、それと比較することになる。

まず最初に気がついたのが Ovation はボディーが薄く、非常に抱えやすいということだ。そのボディーの薄さゆえに演奏ポジションが体に近くなり非常に演奏しやすい。

また弦高が低めなのかテンションが緩めなのかはっきりと確認しなかったのだけれど、TR601 や他のアコースティック・ギターと比較して非常に弦を押えやすい。

その演奏のしやすさから指先から他の体の部位にいたるまで力を加えることがない、つまり余計な力を加えておかしなクセをつける可能性が低くなるので、お値段は高価だけどもアコースティック・ギターを初めて手にする人にはいいんじゃないだろうか。

かんじんの音なのだけれども TR601 は普通のアコースティック・ギターに近い音がでるように努力されているような音がでるのだけれど、Ovation はベンベンとした低音成分があまりない不思議な音がする。

Ovation の音が他の何かの楽器の音に近いと思ってしばらく思いを巡らしていたのだけれど、最近になって気がついた。リュートである。Ovation のアンプを通さない生音はリュートのような、といっても当然違う音なのだけれど、そんな音がする。

だからアコースティック・ギターを長く弾くのであれば Ovation だけでは不足で、普通のアコースティック・ギターもどうしても必要になる。

アコースティック・ギターを Ovation しか持っていない人は、もう一本アコースティック・ギターを持つのが正解かもしれない。