バーr……blog のようなもの 2012 年 01 月

2012 年

01 月 06 日 ( 金 )

全国高校サッカー選手権大会準々決勝

昨日全国高校サッカー選手権大会準々決勝で市西 ( 西宮市立西宮高等学校 ) が大分県代表の大分高等学校に惜敗した。

前半終り間際からテレビ観戦できたのだけれど、2-1 とリードしていたものの市西得意のパス回しがつながらず、さらには大分のショート、ミドルの上げてポンと落す正確なパスがいやらしい。

市西はテレビで見た限り得意なディフェンディングは、パスのカットとディフェンダーによるしっかりとした壁づくりだと認識している。

近大付属戦でも信じられないほどパスをカットしていたし、相手に攻め込まれてもなぜこれほど厚いディフェンスを維持できるの?と思うくらいにディフェンスがしっかりしいていた。

また攻撃ではこまかいパス回しを徹底して、相手のディフェンスを崩し、その少ないチャンスをものにするといった攻撃をしていた。

大分も市西の攻撃だけでなく、特にディフェンスの特徴を研究していたのかもしれない。市西のディフェンスを研究していたゆえの、あの上げてポンと落すパス回しだったのではないか。つまり市西にパスカットさせない、フォワードへの壁をつくらせない作戦をとったのではと想像している。

市西得意のパスカットは低いボールに対して非常に有効だった。だがボールが上にあげられてしまうとこのパスカットによるディフェンディング、攻撃への移行が非常に難しくなる。

大分のあの上にあげてポンと落す、しかも非常に正確なパスは本当にいやなパスだった。いやだなぁ、と思っていたら最後の最後にそのパスで決勝点をあげられてしまった。

市西の敗因はあの上にあげてポンと落す正確なパスに対する有効なディフェンスを構築する前に試合が終ってしまったことと、前半終り以降の大分の厚いディフェンスを突破する有効な方法を見つけるまえに試合が終ってしまったことだと思う。

なににせよ全国ベスト 8 は誇ってよい成績だ。全国までいった宮っ子たちに、よくがんばったねと声をかけてあげたい。