バーr……blog のようなもの 2012 年 07 月

2012 年

07 月 26 日 ( 木 )

リハビリテーションとは

突然ですがリハビリテーションは問題解決だと思うのですよ。

このように思うようになったのは、リハビリテーションをやっていて、リハビリテーションってプログラムのデバッグやスキー、その他のスポーツの習得に似ていると感じたからなんです。

まず最初に問題や課題を把握、設定する。

そして問題や課題の解決方法を考え実施する。

問題や課題が解決されなければアプローチを変えてリトライする。

あとはこれらの繰り返しだなぁと。

たとえば現時点で自分には歩行時ににバランスがとれず自立歩行ができないという問題があります。ここで「バランスがとれない」という問題に着目し、問題点をたとえば次のように詳細化します。

次になぜ体の重心が左足より外側に出てしまいそうになるのか考えます。そうすると自分の場合、左足を踏み出したときに充分に左足に乗っていないという問題に気付かされます。

ここでいろいろ考えます。右足にはそこそこ乗れているのに左足には充分乗れていない。なので右の足の裏と左の足の裏での体重移動の差異を実際のリハビリ時にモニターします。

すると右足では踵で接地し、やや小指側に弧を描くように体重が移動し、母子球に体重が移動した後、蹴り出すというようになっています。体重が足の裏から外にでることはありません。

それに対し左足では踵での接地は同じですが、それ以降が違います。右足同様に体重が小指側に弧を描いて移動するのですが、右足と違って弧が足の裏からはみ出てしまうのですね。

なので母子球で足を蹴り出すことはおろか、足の裏から体重が外に逃げてしまうので、バランスを崩してしまうわけです。これはスキーなどで外側のエッジにうっかり乗ってしまいバランスを崩して転倒してしまうのに似ています。

ですから当面の目標としては、左脚に重心があるときに小指側の外側に体重が出てしまわないように、そして母子球に体重がしっかりと乗るようにモニターしながらリハビリテーションを継続するということになります。

当然体重の移動を常に足の裏でモニターしつづけるための集中力が要求されます。