バーr……blog のようなもの 2023 年 02 月

02 月 10日 ( 金 )

タイム・パフォーマンス

ここ数年、コスパならぬタイパという言葉をネットで見聞きする。タイパとはタイム・パフォーマンスの略語だ。

動画を見たり、学校の講義をリモートで聴くのに、倍速やそれ以上の再生速度にして、そういったものに費やす時間を極小化して "時間を節約する" ことを日常的に行っているらしい。

まぁ動画を観て情報を得る目的であればそれでもいいだろうし、自分もけっこうな頻度でやっている。

ただ最近、IT 技術系のオンライン・コミュニティなどで、結論を急ぎすぎる人間が多すぎる。場合によっては人に尋ねて労することなく解答に達するのではなく、自分自身の力で試行錯誤して目的を達成することが非常に重要だったりもする。

受験勉強を考えてればわかると思うのだが、問題集をやるに当たって、解答を見てそれを丸写しすれば最短時間で回答することはできるが、同様の問を実際の試験で回答することはできない。これは "自身の能力" がまったく向上していないからだ。

つまり世の中にはタイム・パフォーマンスなど度外視し "実際に試行錯誤することが非常に重要な場合がある" ということだ。"試行錯誤" というのは "経験" である。"経験" は自分自身の "能力" というスペックを向上させる。

それだけではなく "経験" はその人の人生を豊かにする。

タイパを求めるななんて馬鹿げたことは当然言わない。ただタイパを求めることができるケースはかなり人生の局面の中では、かなり限られた局面だけだということを知っておくことは重要だ。タイパを求めるのは時と場合と場所を選べ。

と、あまりにも当たり前のことを書いてきたが、これに反論したり無視したりするやつは、他人がタイパ至上主義に陥ると都合がいい何かがあるのだろう。

窓から野鳥の声

窓の外から野鳥の声がする。自分のような鳥見初心者でも聞き分けることができるスズメ、ヒヨドリ等の声は聞こえる。と思ったら聞き慣れない声も聞こえる。しかし姿はまったく見せない。

買い物に出かけたときに団地の上の空を眺めてみた。見慣れた型の黒い 2 羽のシルエットが曇り空の下に見える。

あぁ、今日の声の主はセキレイであったか。

数日前から団地の屋上にどの鳥種かわからぬがセキレイがいるのに気づいてはいた。なぜかその声だとは思い至らなかった。はて、セキレイは団地の屋上で営巣しているのかそれとも単に団地の屋上をねぐらにしているのか、人である私には知る由もない。